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【48G】小説「マジすか学園 − ゲキカラ伝説 −」1…他



ゲキカラ壁紙new-1




20 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/25(火) 17:55:44.81 ID:wvdFKvIEO
o0480085411224320994
 

26 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/26(水) 09:48:51.19 ID:OSFD3Bll0
>>20
いいね

18 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/25(火) 12:45:40.79 ID:NEial1TAO
ゲキカラさん最狂

27 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/26(水) 12:33:32.43 ID:rTnQZNGp0
冬の風の匂いがする夕暮れ時、神社の境内に立つ2人の女性。
互いの顔は見ずに街の景色を2人は見つめていた。
「ゲキカラ、マジ女はどうだ?」
「楽しいよ。優子さんやお前と居た頃を思い出す。」
派手なネイルをつけ、サングラスをかけた彼女は、それを聞くと少し笑みを
こぼした。かつて同じ学校にいた2人は、“大島優子”を頂点に
集まった最強軍団ラッパッパの“四天王”と呼ばれていた。
「懐かしな。お前もやっと卒業か。これからどうするんだ?」
「・・・一度、名古屋に帰ろうと思う。ずっと会いたかった
 ダチがいるんだ。」
「へぇ~。 お前にその傷付けたって奴か?」
「ああ、けど中学を卒業してから連絡が取れなくなった。」
「どうしてだ?喧嘩したのか?」
「・・・・施設の園長を殺したんだ。私は、“あいつ”を助けてやれなかった。」

ー「親友だったのに。」ー

名古屋のとある中学、綺麗な黒髪を編み込み、唇から血を滲ませながら
不気味に笑う1人の少女。
彼女の目の前には、同じく血を流す、銀色のオッドアイの少女。
その後ろには、彼女を慕う仲間がいた。

マジすか学園ーゲキカラ伝説ー  

完 


32 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/26(水) 23:26:36.52 ID:S9jIWzg90
>>27
続きがたのしみです。
もっと長めでもいいなあ。


30 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/26(水) 17:36:17.54 ID:nB9JnfuM0
カッコイイ

37 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/27(木) 03:17:13.86 ID:SUzSSIpl0
かっこいいね

39 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/27(木) 13:05:00.47 ID:Vp4JIpH10
ゲキカラ「きゃははっ、来いよ・・・“ノブナガ”」

ノブナガ「ゲキカラ・・・」
いつから、こんな事になってしまったのだろう。私達は、2人で頂点を目指していた
はずだったのに。お前は、拳が痛くないのか?私は、痛い・・・。
目の前に立つ親友を前に、ノブナガはそんな事を考えていた。
ゲキカラ「いつか、こうなると思ってたよ。」
そんな事、私は思っていなかった。
ゲキカラ「決着つけるしかないんだよ。」
止めろ、それ以上言わないでくれ。
ゲキカラ「私を止めてみなよ。いつもみたいにさぁ~、全員ぶっ潰すよ?」

不器用だな・・・お前は。いや、私もか・・・。

ー「ゲキカラァァァァ!!」ー


40 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/27(木) 15:45:55.29 ID:Vp4JIpH10
“ノブナガ”と“ゲキカラ”
同じ中学にいる2人の最強。
次々に周りの中学を占めていったゲキカラとノブナガの名前
は、名古屋の中学で知らない者はいないほどだった。
その手段を選ばない喧嘩で、すでに気絶した敵を
笑いながら殴るゲキカラ。
それを止める事ができた唯一の存在“ノブナガ”。

“止めろ、ゲキカラ。もう終わりだ。”
ゲキカラの腕を掴み、周りを見渡した。ゲキカラを見る同じ
中学の仲間達の目が、少し怯えていた事にノブナガは気づき始めていた。
“くそ・・・”
ちゅりの横にいた敵が立ち上がると、それに気づかなかったちゅりは
“ドカッ”と殴り倒された
ゲキカラ「まだ、終わりじゃないみたいだね~。あははっ。」
ノブナガに掴まれた手を払いその敵の方へ、ゆらっと歩くゲキカラ。
“バシッ”っという音と共に、ゲキカラの拳がこめかみに命中し、敵は吹っ飛び倒れた。
すると、ゲキカラは返り血を浴びた無邪気な笑顔で、倒れたちゅりに手を差し伸べた。
ゲキカラ「大丈夫~?ちゅり?」

その姿を見て、ノブナガは少し安堵した表情を浮かべた。敵と認識した相手には残忍で好戦的だが、仲間には喧嘩の時とは違う優しい笑みを見せるからだ。
だが、そう見えていたのはノブナガだけだったのかもしれない。
手を差し伸べられたちゅりは、一瞬後ずさりしてしまった。無意識の内に。
ゲキカラの見せた無邪気な笑顔が、“怖い”と感じてしまった。
それを、ゲキカラは悟ってしまった。

ゲキカラ「・・・・ちゅり。お前・・・私が怖いのか?」


41 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/27(木) 19:51:44.09 ID:Vp4JIpH10
それまで笑っていたゲキカラから笑みが消え、どこか悲しそうな表情を見せた。
ちゅり「いや、な、何言ってるんだよ!なんで仲間が怖いんだよ。ははっ・・・」
そう言って差し伸べられた手を掴み、立ち上がるちゅり。
その言葉は、本心ではなかった。
ゲキカラ「そうか・・・、あははっ。終わったし帰ろうよ。」
周りにいた30人ほどの仲間達はその言葉で、学校へと足を進めた。

仲間達の後ろで、1人歩くゲキカラの肩にポンっと手を置くノブナガ。
ゲキカラ「ノブナガ・・・・」

ノブナガ「あんまり気にするな。お前は・・・不器用だけど純粋な奴だ。
     皆、わかってるよ。」

ゲキカラ「私はただ、仲間を助けたかっただけなんだ・・・。」

ノブナガ「それもわかってる。ただ、ちょっとは加減しろ。」

ゲキカラ「ははっ、反省してるよ~。けど楽しいな~皆と喧嘩に行くのは。」
ただ、純粋にゲキカラはそう思ってた。ノブナガや仲間と一緒に何かを
している事が楽しかった。

―だが、一度植えつけられた恐怖は、そんな簡単に消える事はなかった―


42 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/27(木) 19:53:52.22 ID:Vp4JIpH10
小木曾「いや~ゲキカラ凄かったね。」

ちゅり「悪い事しちゃったなぁ・・・」

茉夏「なんでゲキカラって、ノブナガの言うことは聞くの?」

古川「一年の時は、すっごい仲悪かったんだよ、あの2人は。」
3年の教室で、七輪を囲み焼き鳥をしている四人。
ちゅり特製のタレをつけ、それぞれ口へと運んだ。
“おいしい~!”と声を揃えたが、ちゅりだけは食べていなかった。

茉夏「・・・・で、そこからは?」

古川「ああ、2人は似てるんだよ。境遇が・・・」

小木曽「ノブナガは、施設で弟と住んでるんだけど、ゲキカラも今は母親と2人で
    暮らしていてさ、目の上の傷あるだろ?あれ、小さい頃に酒乱だった父親
    から母親を守った時に出来た傷なんだよ。」

古川 「ゲキカラがその施設へ、ノブナガとタイマンしに行った時、弟の姿を
    見て、仲良くなったらしいよ。弟と。ははっあの人子供好きだからな。」

茉夏「性格は違うけど、そういう境遇がやっぱり引き合わせたのかな?」

小木曽「だろうね。ノブナガがいなかったら、あの人は誰ともつるんでなかったよきっと。」

ちゅり「けど、正直私は怖いな・・・・ゲキカラが。」
ちゅりがそういった瞬間、4人は静まり返り、焼き焦げた焼き鳥の煙が
彼女達の目に染みた。
小木曽「喧嘩してる時のあの人の目は、正直怖いよね。」

茉夏「うん・・・。“ノブナガ”とはどこか違う・・・・。」

古川「おいおい何言ってんだよ~。ゲキカラにどれだけ助けられたと思ってるんだよ。
   茉夏も、小木曽も、ちゅりも、私も、喧嘩で危ない時に助けてくれたのは、
   ゲキカラだったろ?忘れたのか?」

ちゅり「それは・・・わかってる。けどそれはただ、喧嘩を楽しんで
    ただけじゃないの?」
“ガタ”七輪を蹴飛ばした古川は、ちゅりの襟首を掴み睨みつけた。
古川「てめぇ・・・、それ以上ゲキカラの文句言ってみろよ?ぶっ飛ばすぞ。」
空気が張りつめる中、ちゅりも古川の襟首を掴み返した。
ちゅり「わかってないね。ノブナガがいなかったら、ゲキカラはきっとうちらも
    潰してたよ。」
その2人の空気を読まずに、茉夏が口を開いた。

茉夏「ノブナガとゲキカラ・・・・どっちが強いんだろう?」
 
その場は、沈黙した。互いに掴んでいた襟首から手を離し、静かに焼き鳥を始めた。
“どっち・・・・なんだろうな。” 


43 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/27(木) 20:00:12.41 ID:Vp4JIpH10
その頃屋上では、景色を見つめているゲキカラと、ノブナガがいた
ゲキカラ「ノブナガ、お前卒業したらどうする?」

ノブナガ「そうだな。施設を出て、弟と二人で東京に行こうと思う。
     働きながら、弟を高校に行かせたい。」

ゲキカラ「いいなぁ。夢があって…。私には何もないや。」

ノブナガ「お前も・・・良かったら一緒に来ないか?
お前なら東京の高校でも“頂点”目指せるだろ。」

ゲキカラ「あはは・・・、何言ってるんだよ?そんなの無理に・・・」
そう言いかけた時、ノブナガの方を振り向くと
太陽の様な笑顔で、微笑むノブナガの姿が目に映った。
冷たい風が、やけに心地良かった。温かい笑顔に包まれて。
ゲキカラ「・・・・マジ、か・・・。考えておくよ。」

ノブナガ「楽しみにしてるよ。卒業してもずっと一緒だ。弟もお前の事気に入ってるし。」  

―その日の帰り道だった―
1人、暗くなった夜道を通り、ゲキカラが家へと帰る途中だった。
“ドカッ!!”後ろから、固い何かで殴られた衝撃で、ゲキカラは地面に手をついた。
振り返ると、そこには30人ほどの凶器を持った、それぞれ違う制服を着た生徒達がいた。
ゲキカラ「あははっ~不意打ちか~酷いね。けど・・・・」
ゆっくりと立ち上がり首を回すゲキカラは言葉を続けた。
ゲキカラ「私を倒すのに、その人数は少ないんじゃないかな?」
“おらぁぁぁ!!”“ゲキカラを潰せ!!”
ゲキカラを囲み、一斉に襲いかかってきた。
殴られても、怯むことなく周りにいる者を、ひたすら殴り倒していくゲキカラ。落ちていたバットを拾い、躊躇なく敵の頭を殴りつけた。背中を鉄パイプで殴られても、
振り返り、にやりと笑い殴り倒す。
敵を殴り倒し返り血を浴びながら、ゲキカラは不思議に思っていた。
どれも見た事のある制服。この辺りの学校は殆ど占めた。今頃私に喧嘩を売ってくる奴
がいたのか。
後ろを振り返り、殴りかかろうとした瞬間だった。ゲキカラは、その拳を止めた。
ゲキカラ「・・・・!どういう事だ?なんでお前が?」
それは、同じ中学の仲間だった。

桑原「ゲキカラ・・・・、あんた強すぎるんや。皆あんたに怯えとる。いつかあんたに
   やられるんじゃないかってな。
   ここらで、ノブナガに“頂点”譲ってあげたらどうや?」

ゲキカラ「冗談きついな~みずき。ノブナガは知ってるの~?」
“バキッ”後ろから、鉄パイプで殴られ、地面に手をついたゲキカラ。

ゲキカラ「お前も、かよ・・・・須田?」


51 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/28(金) 11:41:26.98 ID:hZZafzbL0
須田「あはは、ここにいる他の中学の奴も、ノブナガなら付いていくってさ。 
   あんたのやり方じゃ誰も付いていかないよ。」
ゲキカラの周りに姿を見せる、同じ中学の仲間達。そして、その後ろには
最初に倒した敵とは違う制服を着た生徒が20人ほど集まっていた。
ゲキカラ「るみ・・・、真木子・・木下、・・・・ちゅりもか。」

地面に手をつき顔を上げ、自分を一瞬見つめたゲキカラの目は
悲しみに溢れていた。きっといつものゲキカラだったら、笑って
立ち上がっていただろう。どれだけ人を集めても、臆することなく立ち向かってきたはず。
地面に両手を着きながら、下を向くゲキカラは初めて見る姿だった。

ちゅり「ゲキカラ・・・・」
さっきのゲキカラの悲しそうな目が、バットを持ったちゅりの手を震わせた。
桑原「何しとんや!やらんか!今しかないんや!」
桑原の言葉で、さらに困惑したちゅりは・・・
「ゲキカラ・・・ごめん・・・・ね。」
そう言ってゲキカラをバットで殴りつけた。
こめかみから血が滴り落ちるが、顔を上げようとせず、黙って下を向くゲキカラ。
その血を見て、ちゅりは“カラン”とバットを地面に落とし、茫然と立ち尽くしていた。

木下「悪く思わないでね。“最強のゲキカラ”にはこれくらいしないとさ~。」
黙って下を向いていたゲキカラの指が、ピクリと動くとゆっくりと拳を握った。

ゲキカラ「・・・ノブナガは、この事知ってるのか?」

―桑原「ノブナガは、“知ってる”」― 

あいつが・・・私を裏切った?そんな馬鹿な事・・・あるわけないだろ。
今日だって、ずっと一緒だって・・・・。

桑原「ゲキカラを潰せ。そう言ったんや。」

お前がそんな事言うわけないよな?なぁ・・・ノブナガ。
教えろよ・・・ノブナガ・・・

―「ノブナガァァァァァァ!!!」―
   
叫んだ瞬間と同時に立ち上がると、ゲキカラの拳は桑原の体をふっ飛ばした。
桑原「・・・くっ!」すぐに立ち上がろうとした桑原の目に映ったゲキカラの姿。

ゲキカラ「あははっ、きゃははは。誰が誰を潰すって?」
笑いながら、爪を噛みゆっくりと近づいてくる。
桑原「おらぁぁ!!」拳をゲキカラの顔面に入れた、口から血を流し
また笑みを浮かべるゲキカラ。
ゲキカラ「みずき~。ワタシは誰だよ?言ってみなよ~。」

桑原「て、てめぇ・・・っ!」
“バシ”桑原の顔面に拳を入れたゲキカラ。
力が抜けた様に膝から崩れ落ちようとした桑原の髪を掴み
すでに気を失っている桑原の顔を覗き込む様に言った。

―「私が、“ゲキカラ”だ。」―


54 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/28(金) 19:30:17.33 ID:4gVCYq+n0
>>51
カッコイイ

57 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/28(金) 23:34:32.66 ID:Rq+FsQMu0
支援
けっこう好き!
SSのゲキカラさんが、特攻の拓に出てくる来栖に見えるww
たぶん、ケンカのやり方や情緒不安定なところが似てるからだね。
「“」「”」や「!」なんかで場面を切り取る感じも拓の作者に似てるなあ。

64 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/29(土) 02:36:03.92 ID:iPHlzuNa0
こうして敵として立つゲキカラを目の前にして、彼女達は
ようやく理解した。ゲキカラの本当の怖さを。

ゲキカラ「ワタシの・・・“敵”って事でいいんだよね?」
一歩、また一歩と近づいてくるゲキカラ。

真木子「なんで、なんで私達が追いつめられてるんだよ・・・たった1人に・・・!」
“うわぁぁぁ!!”正面からバットで殴りかかろうとしてきた真木子を、
大振りの拳で“ドカッ”と殴り飛ばした。
倒れたその姿を見ると、“きゃはは”と笑い、またゆっくりと前に進むゲキカラ。

ゲキカラ「オトモダチ、やられちゃったね?あははっ。」

るみや木下を睨みつけるゲキカラ。その冷たい目に、思わず後ずさりした
2人は、後ろにいた他の中学の生徒に命令した。
“潰せ・・・・潰せ!!”
互いの顔を見て躊躇していたが、相手は1人・・・この人数で負けるわけがない。
“おらぁぁぁぁ!!”一斉にゲキカラに襲いかかっていった。

「きゃはははっ!」
その不気味な笑い声と共に、聞こえてくる、鈍い音。悲鳴、そして呻き声。
向かって行った奴らの怒声が、次々に悲鳴に変わっていった。
るみ、須田、木下、そしてちゅりは息を飲んだ。
あれだけの人数が、次々に倒れていき、見えてくるゲキカラの姿。
相手の髪を掴みながら、片手で殴り倒す。
顔に返り血を浴びながら、笑みを浮かべているゲキカラ。
るみと木下、そして須田は“それ”に恐怖を感じながらもその乱闘の中に入っていった。
“ゲキカラァァァ!!”
ちゅりだけが、前に進む事ができなかった。足がすくみ、動けなかった。

ほとんど一発で倒されていく仲間の姿を見ている事しかできずにいた。

須田「・・くっ・・、ゲキカラ・・・・・・。」
ゆらりと、爪を噛みながら、地面に手を着いた須田に歩み寄るゲキカラ。
須田「やっぱり、あんたは・・・器じゃないよ・・・・“テッペン”の。
ノブナガとは・・・違う。」

ゲキカラ「あはは、きゃはは、きゃはははは!!」
“ドカッ”髪を掴み地面に叩きつけ、須田は気を失った。


66 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/29(土) 07:51:20.91 ID:AKiSgDWz0
>>64
なかなか面白いw


67 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/29(土) 11:21:03.19 ID:+oGDoHPh0
ゲキカラさん大好き

72 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/29(土) 19:18:50.52 ID:iPHlzuNa0
乱闘が、終わる。
目に映る、1人の中学生。編み込んでいた髪がほどけ、綺麗な黒髪が
その顔を隠していた。
しばらくしてこっちに振り向いたゲキカラの目には、涙が浮かんでいる様にも見えた。
笑顔が、消えていた。
ゆっくりと、近づいてくる。恐怖より、罪悪感で一杯だった。仲間を、
手を差し伸べてくれたゲキカラを、こんな武器を使って殴ってしまった。
目の前に立つ、ゲキカラ。

―「・・・行けよ、私の前から消えろ・・・。」―
ゲキカラの目から涙が、頬を伝った。血と入り混じった綺麗な涙がポツリと地面に落ちた。

ちゅり「ゲキカラ・・・」

ゲキカラ「消えろ。」
言葉を遮る様に、そう言われた事よりも、
涙を見せたゲキカラの姿を、これ以上見る事ができなかった。
ちゅりは、立ち上がり背を向けた。ゆっくりと歩き、ゲキカラから離れ
その場から去った。そうするしかなかった。
その言葉が、優しさだと気づいていたから。

その背中を見ていたゲキカラは、頬に手を当て、自分の手についた涙と血を
不思議そうに見つめると“あはは”と笑った。

「似合わねーよ・・・こんなもの・・・」

―もう・・・元には戻れない、そう思った―


74 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/29(土) 23:01:42.38 ID:+oGDoHPh0
いいね

75 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/29(土) 23:25:15.84 ID:G+R20gtA0
支援
ちゅりー、ゲキカラさんをバットでひっぱたくなー。

77 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/29(土) 23:56:14.32 ID:7c/PSsSk0
ゲキカラ△

80 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/30(日) 09:13:10.85 ID:/qu8rNaS0
次の日、昨日の出来事は学校中に広まった。
冷たい雨が、校庭を濡らした。いつも皆で溜まっていた軽音楽部の教室。
アイツの好きだったギター。
適当に押えためちゃくちゃなコードで、音に合わせて弾いていたな。
楽しそうな顔で・・・。

“ノブナガ!・・・ノブナガ!”
真那の声が聞こえてきた。

ノブナガ「ああ・・・。」
振り返ったノブナガの目の前に、姿を見せる桑原みずき。
痛々しい傷が、昨日の出来事は真実だと物語った。
ゲキカラを襲った他の5人も、その後ろにいた。

ノブナガ「みずき・・・・なんでこんな事をした?」

桑原「こんな事?うちはきっかけを作っただけだ。
   ノブナガを“頂点”にするために。」

ノブナガ「私は、アイツのいない頂点なんて興味がない。」

桑原「あんたは強いからわからないかもな・・・ゲキカラの怖さが。
   うちらが占めてる他の中学の奴らから見れば、ゲキカラは
   恐怖そのものなんだよ。頂点なんかじゃない。」

ノブナガ「だから、ゲキカラを裏切ったのか?」

桑原「そうや。潰す必要があった。恐怖があったら、下の奴らは付いてこない。」

ノブナガ「そんな事をして、私が喜ぶとでも思ったか?」

桑原「いや・・・、あんたは怒るだろうな。」

真っ直ぐ見つめるノブナガの目から逸らさず、そう応えた桑原。
ノブナガを頂点にするために、ゲキカラを裏切った桑原には、覚悟があった。
“ドカッ!”
固く握り締められたノブナガの拳が、桑原の顔面を捉えた。
飛ばされた桑原の体は“ドン”と音を立て、教室の壁に背をぶつけた。
その強烈なノブナガの拳に、その場にいた者は思わず目を逸らした。
   
ノブナガ「・・・・後悔するなよ。」

床に手をつき、苦しそうに顔を上げた桑原。
寂しそうなノブナガの背中が、目に映った。
雨音が、強くなっていった。

沈黙を破る様に、真那が口を開いた。

真那「・・・今なら、今ならまだ間に合う。前みたいに、戻れるよ。
   ノブナガはそんな命令してないんだから・・・・。」

ノブナガ「今さらそんな事言っても、ゲキカラを余計苦しませるだけだよ。
     もう、後戻りできない。」

その時だった。“ガラッ”と教室のドアが開き、困惑した
顔で息を切らす、向田茉夏。いや、後藤理沙子。

理沙子「ノブナガさん!・・・学校中で、喧嘩が!」


83 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/30(日) 11:59:57.65 ID:/qu8rNaS0
桑原「なんでや・・・?」

ノブナガ「分裂したって事だよ・・・・そうなるだろうな。」

桑原「まさか、ゲキカラの方に付いた奴らがおるんか・・・・そんな・・・。」

ノブナガ「50人以上をたった1人で潰したんだ。
     その強さは本物だ。そりゃ付いていく奴らもいるさ。」
そう言ったノブナガは、少し笑みを浮かべていた。
ゲキカラを思う仲間がいた事が、嬉しかった。

“ノブナガ!!”
そう叫び、教室に入ってきた古川愛李。
怒りに満ちた目でノブナガを睨めつけた。

古川「てめぇ・・・・、ゲキカラを裏切ったってどういう事だよ?」

小木曽「止めろ!!ノブナガが、そんな事するわけないだろ!!」
古川をの肩を掴み、止めようとする小木曽。
その後ろには、どうしていいかわからないという顔をした茉夏の姿もあった。

ノブナガ「愛李・・・・」

ちゅり「ノブナガは何も知らなかったんだよ!私達が勝手に・・・」
黙っている事は、もうできなかった。自分達のせいで、バラバラになっていく
仲間達。真実を訴える事しか、今のちゅりにはできなかった。

古川「・・・・お前!」
掴まれた肩を振り払い、“バシッ!”ちゅりを思い切り殴り飛ばした。

古川「自分が何したかわかってんのかよ!」

ノブナガ「止めろ・・・・」

古川「だって・・・こいつら!!」

ノブナガ「止めろ!!」

いつも冷静だったノブナガが、そう叫ぶと皆が体をビクっと震わせた。
静まり返った教室、その時だった・・・

“キャハハッ”

階段の方から、聞こえてきた聞き慣れた笑い声。
誰もが、一瞬で悟った。

ノブナガ「来たか・・・。」

ゆっくりと、近づいてくる足音。
ガッ、ガッ、と雨に濡れたビニール傘を引きずる長い黒髪の少女。
バサッと傘を開き、無邪気にクルクルと回しながら“あはは”と笑った。
廊下にいた誰かが言った。

―“ゲキカラ・・・だ”―


84 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/30(日) 13:28:33.74 ID:JzqXfGWU0
マジ、カッケー

85 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/30(日) 13:47:10.03 ID:T3942c+h0
めっちゃいいw
楽しみだぜ


99 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/31(月) 12:32:50.43 ID:e4JLlekI0
ゲキカラ「邪魔だよ?」
“バキッ” 
目の前で喧嘩をしていた者達を、開いた傘で叩きつけ
たゲキカラ。
「や、止めてください!うちらはゲキカラさんのために・・・!」
怯えた表情をし、後ずさる者。

ゲキカラ「・・・知るか。」
―“ガッ”―
その瞬間、叫び声が響き渡った。
学校中で起きていた喧嘩が、止まっていく。
廊下にいる者達は、静かにその道を開けた。

ノブナガ「ケリを、つけてくる…。」
そう呟き、教室のドアの方へと歩いていくノブナガ。

真那「ケリって…、まさか本当に・・・・。」

ノブナガ「“タイマン”だ。そうだよな?ゲキカラ・・・・。」

ノブナガの視線の先には、血が付いた壊れた傘を手に、ノブナガを
見つめるゲキカラの姿があった。

ゲキカラ「そうするしか、ないよね?ノブナガ。」

―「もう、引き返せない。」―
2人は声を揃えた。


100 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/31(月) 12:40:24.05 ID:e4JLlekI0
“ガッ”ゲキカラが、壊れた傘を壁に投げ捨てた瞬間だった。

“おらぁぁぁ!!”

ノブナガは、廊下に立つゲキカラに向かって走り、
高く飛び上がると、その拳を振り下ろした。

“バシッ!”その拳は、ゲキカラの額を深く切り裂いた。
流れる血。ぱちりと瞬きをすると、不気味に微笑んだゲキカラ。

その笑みを見た一瞬。ノブナガは、ゲキカラの強烈な拳を顔面に喰らい
“ガシャ!!”背をぶつけ、教室のドアと共に倒れた。


立ち上がるノブナガ、割れた窓がパリパリと音を立てる。
ペッっと口の中から血を吐きだしたノブナガを見つめながら、ゲキカラは言った。

ゲキカラ「きゃははっ、来いよ・・・・ノブナガ」

ノブナガ「ゲキカラ・・・」

ゲキカラ「いつか、こうなると思ってたよ。」
どこか、悲しそうな目をしているノブナガを挑発する様に、
言葉を続けた。
優しさの残した声で自分の名前を呼んだ、ノブナガの迷いをかき消す様に。
ゲキカラ「決着つけるしかないんだよ。」
本気の、ノブナガと勝負したかった。
ゲキカラ「私を止めてみなよ。いつもみたいにさぁ~、全員ぶっ潰すよ?」

・・・もう、ワタシは独りだから。

―「ゲキカラァァァァ!!」―

大きく見開いた銀色のオッドアイが、やけに綺麗に見えた。


101 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/31(月) 14:57:26.11 ID:gsZUmju40
wktk

102 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/31(月) 17:39:29.95 ID:PJOYT9Sv0
ゲキカラ△

107 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/31(月) 22:06:50.17 ID:e4JLlekI0
マジすか学園ー番外編ー

手がかじかむくらい風が冷たい。けど、“この人”の傍にいると、
いつも温かった。
「う~さみ~。お前そんな恰好で寒くねーのかよ?ゲキカラ。」

「大丈夫。優子さんがいるから。」

「ははっ。なんだよそれ?あっ、お前らおせーぞ。」

「すみません、優子さん。ゲキカラと一緒だったんですか。」
トリゴヤと一緒に来た副部長のサド。普段はクールだけど、誰よりも
ラッパッパの事を考えている、熱い奴だ。
「ごめんね~遅れちゃって。」
サドといつも一緒にいるトリゴヤ。正直、最初はなんでこいつがラッパッパ?
潰しちゃうよ?って思った。けど、人の心が分かる優しい奴。
「後は、ブラックとシブヤか。優子さん待たせるなんて何考えてんだ。」
白いファージャケットのポケットに手を入れながらサドが言った。
「いや、おめーもだろ!」
優子さんが、笑いながらツッコんだ。
「あっ・・・そうですね、すみません。」
顔に似合わず、優子さんの前では素直なサド。
ブラックとシブヤが来ない。いや、いた。私達が気付いていなかった。
黒いスカジャンを着たブラック。そのままだ。
「優子さん・・・すみません。温かい飲み物買ってきます。」
あっ、いつのまにか手にコーヒーがある。私の分は?って思ったけど、
その速い動きでいつでも買ってきてもらえるから、まだいいや。
「あっシブヤだ~。」
赤いスカジャンを着たトリゴヤが、シブヤに気付いた。
「早いっすね。優子さん。」
いつもはひねくれてるけど、四天王の中で、一番涙脆いのはこいつかもしれない。
純粋な奴だって事を、私は知ってる。
「あ?何見てんだよ?ゲキカラ。」
怪訝そうな顔で、こっちを見つめるシブヤ。
「いや、別に。」
その薄いピンクのスカジャンが似合うのは、お前だけだよ。
「ははっ、揃ったな。じゃあ行くか、早く並ぼうぜ。」
えくぼを作りながら、無邪気に笑う優子さん。
「こういうのも、やっぱ一番じゃねーとな。」
明るい笑顔。この笑顔に、私は救われた。
“マジ女”の頂点。この人には、勝てない。喧嘩をするために生まれてきた
様な人だって、周りは言うけれど、きっとそれだけじゃない。
暗闇を彷徨う人がいたら、手を差し伸べ導いてくれる。いつだって。
「よっしゃー!一番だぜ!」
子供の様に、はしゃいでいる姿を見ると、とても“頂点”には見えないだろう。


108 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/31(月) 22:11:27.47 ID:e4JLlekI0
辺りは、それぞれの大切な人と年を越そうという人達で賑わっていた。
トリゴヤの提案で、私達は集まった。ラッパッパの皆で。

「邪魔だよ!どけ!うちらが一番なんだよ!!」
10人ほどいるだろうか。女だけじゃなく男もいる。
ジャージを着たヤンキー達が横入りしてきた。

「あ?何言ってんだよ?どう見てもうちらが最初だったろ。」
優子さんが睨めつける。
「なんだ?このチビ?」
“ドカッ”
思わず殴ってしまった。
「・・・!て、てめぇ、なにすんだ!」
―“きゃはははっ”―

「あっ、ゲキカラの奴・・・しょうがねぇな。」
優子さんが困った顔で、こっちを見てる。

「まったく、気が短いですね。行きますか・・・・」
サドがポケットから手を出した。ラッパッパの皆がこっちに歩いてくる。
“おらぁぁ!!”

相手に、ならなかった。
「その“ROCK”のネックレス!も、もしかして・・・」
「スカジャンを着た4人・・・、白のファージャケット・・・・」
怯えた顔で、後ずさりしている。

「あんたら、マジ女の・・・“ラッパッパ”!!」

「って事は・・・このチビ、あっいや、この人が・・・・」
髪をかきあげた優子さん。え?なに?って顔をしていた。
「あの“大島優子”!・・・・さん!」

「す、すみませんでした!!」
私達に背中を向けて、逃げて行った。
“ゴーン、ゴーン”
除夜の鐘が鳴った。私達は、1番にお参りする事はできなかった。
たくさんの人達がこっちを見ながら並んでる。

「あっ!鳴っちまったじゃねーか!お前のせいだぞ・・・ゲキカラ!」

「喧嘩で新年迎えるなんて、ラッパッパらしいじゃないですか。」

「そんな新年やだ~!」

「まぁ、いいんじゃないっすか。」

「ゲキカラのせいだ・・・」

―「怒って・・・る?」―

「ははっ・・・いや、“お前”らしいよ、“ゲキカラ”」
笑って、優子さんは許してくれた。

“行くぞ、並ぼうぜ?”

私の願いごとは、優子さんの病気が早く治りますように。
優子さんは・・・?

優子さん?振り向いてくれない。やっぱり怒ってるのかな?


109 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/31(月) 22:12:10.61 ID:e4JLlekI0
優子さん・・・行かないで。優子さん!

“ゲキカラ、ゲキカラ!”
私を呼ぶ声、センター?
「目覚ましたか。」
ここは・・・マジ女か。
「留年決まったあんたのために、集まったんすよ。」

「行こか?ゲキカラ。初詣や。」
ネズミ、おたべ・・・。学ラン、尺、歌舞伎シスターズ、チョウコク・・・。
ホルモンにフォンデュの奴らも・・・。

「あれは、夢か・・・。」

「どうしたんや?ゲキカラ。行くで・・・あんたの願いごとは、
 卒業できますように、やろ?」

―「いや・・・」―
優子さん、私には分かるよ。きっと優子さんなら、笑顔でこう言う。

「お前達が“マジ”に生きられるように。・・・かな。」

私は、ゲキカラ。最強武闘派集団ラッパッパの四天王の1人。
今年も・・・“最凶”だ。




111 :名無しさん@実況は禁止です:2013/01/01(火) 00:39:17.12 ID:5xxoKLGF0
>>109
GJ

112 :名無しさん@実況は禁止です:2013/01/01(火) 02:17:26.22 ID:tvJAixvp0
いいね!

46 :名無しさん@実況は禁止です:2012/12/27(木) 23:59:38.62 ID:Rz4hAWxS0




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元スレ:【マジすか学園】ゲキカラさん【玲奈覚醒】 ★6

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